生産性アップのために欠かせない、社内の無駄を減らす方法について解説
どの業界も人手不足で頭を悩ませている昨今、少しでも生産性を上げようと、様々な工夫を凝らしていることでしょう。しかし、中には思ったように効果が出ない企業様もあるのではないでしょうか。
生産性を上げる方法は2つ。コストを費やして人手を増やす方法です。社員やスタッフ1人あたりが作業に打ち込める時間や、活動できる量には限界があります。社員やスタッフを増やすことがもっとも簡単で分かりやすい、生産性を上げる方法ですが、ところが前述の通り、思ったように人手を得られない企業様が多いでしょう。
人手を増やすことが難しい場合、社員やスタッフ1人ひとりが、いっそう効率的に作業をこなすことが、生産性を上げるために重要になります。効率的に作業をこなすため、まず見直さなければならないのは、発生している“無駄”についてです。本来ならばしなくていい作業に時間を費やしていると、それは無駄にあたり、作業の効率を低下させる原因になります。
無駄が発生している箇所と、無駄を減らす方法
では、無駄とはどこに発生しているのでしょうか?
例えば、移動する時間に発生している可能性が考えられます。作業場の規模によるものの、必要な道具や材料を取りに行くだけで、数秒の時間が発生します。繰り返していれば、数分、数時間にもなるでしょう。ものの配置や社員、スタッフの配置、作業の流れを今一度見直して、移動にかかる時間の無駄を減らすことで、作業の効率を上げることができます。
作業自体に無駄な時間がかかっている場合もあります。かつてはアナログで行うことが当たり前だった作業が、デジタルでできるようになっている昨今、デジタル化によって作業にかかっている時間を減らすことができます。アナログからデジタルに移行することで、人的ミスを減らすことができることからも、無駄な時間の削減につながります。デジタル化に慣れていない職場では却って時間がかかるように思えるかもしれませんが、長い目で見たら、今からデジタル化を進めておくことが推奨されます。
同様の理由で、システムの導入も効率アップに繋がります。特に数字を管理する作業においては、人的ミスが発生しやすいため、システムを活用することがベストです。導入の際は、システムごとに異なる機能や特徴をよく吟味して、導入するものを決めましょう。また、開発会社によっても得手不得手が変わります。量産系のパッケージ型システムを多く生産している会社もあれば、在庫管理システムを中心に手掛けるバーネットのように、受託でのシステム開発を得意としている会社もあります。コストや機能、活用方法などが変わってくるため、購入前に確認しましょう。
以上、生産性を上げるために省ける無駄について解説しました。これ以外にも意識すると、意外と見えてくる無駄は多くあります。コストを費やして人手を増やすことも大切ですが、まずは無駄を排除することから始めましょう。今いる社員やスタッフでも、作業がスムーズに行えるようになり、生産性アップに繋がります。