高まるオフィスの防犯意識、具体的なセキュリティ対策は

企業などにおいて、セキュリティ対策をすることは、今や必須のものだと言えるでしょう。これまで、会社のセキュリティ対策というと、施錠など外部からの侵入を防ぐものがイメージされていたかと思いますが、IT化が進むにつれて防犯の内容も、外部対策だけでなく「情報漏えい」などの内部対策が注目されるようになっています。

データの不正持出しや漏洩が起きれば、会社の信用度を大きく落としますし、場合によっては経営を危うくする可能性もあります。そのため、防犯意識は日を追うごとに高まっていて、各企業ではさまざまな対策を講じています。

具体的に見ていくと、まず物理的な対策として、監視カメラの設置・入退室管理の徹底などがおこなわれています。これにより外部侵入からの防犯、そして自社の社員による情報漏えいなどの監視的役割を果たしてくれます。

次に人的な対策として、オフィス内でのセキュリティルールを明確にするなどして、従業員に周知徹底することが挙げられます。同時にデータの保管や廃棄までの規則化なども徹底して、周知していくことが求められるでしょう。

そして技術的な対策には、情報セキュリティのシステムを強化していくことがおこなわれています。パスワードによる制御や暗号化対策など、不正アクセスへのより高度な対応が必要となっています。